2011年4月18日月曜日

子供の職業体験 提供企業増加

引用

文部科学省の推奨もあり、子どもに職場体験をさせる環境が増えている。同省は「自己の理解を深め、職業の実像をつかみながら、望ましい勤労観、職業観を身に付ける」ために、子どもの職場体験は欠かせないカリキュラムだとしている。また職場体験を通じ、実際的な知識や技術を学ぶだけでなく、コミュニケーション能力の向上や、社会的なルールやマナーの体得もできるとの見解を示している。
子どもに楽しみながら手軽に職業体験させる有名な施設として「キッザニア」がある。「キッザニア」はメキシコで誕生した子供向けの職業体験型テーマパーク。
「キッザニア」では、テーマパーク内の企業パビリオンで仕事をすると、「キッゾ」と呼ばれる専用通貨がもらえる。専用通貨はテーマパーク内の買い物や習い事に使うことができるため、職業体験を通じながら「働いてお金を手に入れる」楽しさを味わうことができる。
完全入れ替え制で、第一部が午前9時~午後3時、第二部は午後4時~午後9時。3歳~15歳が子ども料金で、「キッザニア東京」の場合、平日第一部が3800円、第二部が3200円。休日の場合、第一部が4400円、第二部が3500円。一方、16歳以上は大人料金で、一律1900円。また、兵庫県の「キッザニア甲子園」は、料金が「キッザニア東京」よりそれぞれ100円安い。
また最近では、職場体験を顧客サービスに取り入れる企業もある。沖縄のホテル「オキナワ マリオット リゾート&スパ」では、別途2000円を支払えば、小学生の子どもが滞在中にホテルのフロント係を体験できる。また、「ロワジールホテル&スパタワー那覇」と「チサン リゾート那覇」でも、滞在中にホテルのフロント・ベル係を体験できる。1日4名限定で、こちらはプラン代に料金が含まれている。
これからは社会貢献活動の一環として、子どもの職場体験を受け入れる企業も増えていくのかもしれない。

 

一見いいことなんですけど、実際の仕事の厳しい面を見せることなく、エンターテイメント化・テーマパーク化した状態で仕事を見せるのだとしたらやめてほしいですね。

楽な仕事ではなく厳しく辛い仕事のほうがはるかに多いことを、子供のうちからきちんと伝えるべきだと思いますよ。

それでなくても、社会に出てから打ちひしがれたり引きこもったりの大人が増えているんですから。