2009年9月27日日曜日

家電王国 商品届かず音信不通

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インターネット上のショッピングモール「楽天市場」に出店する家電販売店「家電王国」の利用者から8月下旬以降、「入金したのに商品が届かない」といった苦情が運営する「楽天」(東京都品川区)に相次いでいる。楽天は家電王国のサイトを閉鎖し、自社の補償制度で約120人に被害補償するなど対応に追われているが、家電王国側と連絡が取れずに混乱が続いている。
楽天によると、家電王国を出店したのは「ソフテック東海」(岐阜県各務原市)。楽天側に出店料を支払い、今年2月からテレビやパソコンなどをネット販売していた。ところが8月下旬になって、「店と連絡がつかない」「現金を支払ったのに商品が届かない」などの苦情が出始め、楽天からも連絡が取れなくなった。ソフテック東海の代表電話に電話をかけても、「セール中につき用件を承れません」との音声案内が流れるだけだ。
被害の拡大を防ぐため、楽天は8月下旬に家電王国のサイトを閉鎖。「現金を振り込まないように」と利用者にメールで通知した。しかし、ネット掲示板「2ちゃんねる」には9月以降、「詐欺だったら泣ける」「警察に被害届を出すしかないのか」など約430件が書き込まれている。
楽天は、年1回限り50万円まで被害補償する自社制度を使い、約120人の登録会員に補償したという。登録会員以外にも被害は広がっているとみられるが、楽天広報室は「被害の全容が把握できていないため、苦情件数や被害規模は公表できない」と話している。
約2万9500店が出店する楽天市場を巡っては、07年6月にも家電販売店「秋葉原OG商会」の利用者から今回と同様の苦情が相次ぎ、サイトを閉鎖している。楽天広報室は「逐次基準を見直しているが、市場の提供者として(楽天にも)責任がある。今後も利用者保護に全力を挙げたい」と説明している。
◇拡大するネット取引 一方で被害も拡大
経済産業省によると、消費者向けネット取引は5兆3000億円(07年)の大型市場で、毎年約9000億円規模で拡大している。これに伴い、ネットを使った詐欺・悪質商法の被害も増加傾向にあり、警察庁によると、今年1~6月の相談件数は2万1733件に上り、08年同期と比べて約27%増えた。
ネット取引に詳しい一般社団法人「ECネットワーク」の原田由里理事は「トラブルになる店舗は、最初から『詐欺目的』か、商品を購入する資金がないのに客が前払いした現金で『自転車操業』をしている業者に大別される」と指摘する。
原田理事は危ない業者の見極め方として▽ネットで店舗の評判を調べる▽電話をかけて接客態度をチェックする▽財務内容の良い店舗は、前払い以外にカード決済や代金引き換えなど複数の支払い方法を用意している--を挙げ、「99%の店舗はしっかり経営しているが、トラブルに巻き込まれないよう、賢くネットを利用してほしい」と注意喚起する。

 

困った状況ですね。

こういうのを見ると、ネット通販もちょっと怖いですね…

2009年9月23日水曜日

北海道米「ゆめぴりか」デビュー

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北海道期待の新道産米ブランド「ゆめぴりか」の収穫が21日、旭川市内で始まった。
ゆめぴりかは昨年、品種登録され、今年は道内の約3000ヘクタールで作付けされている。新潟コシヒカリなどに匹敵する高級米を目標に、生産農家や農協などで協議会を作り、統一品質基準を設けた。
北海道は今年、夏場に気温が上がらない日が続いたが、稲刈りをした旭川市西神楽の農家田中淳一さん(42)は、「生育はまずまず。全国のみなさんに味わってほしい」と話していた。ゆめぴりかは10月初旬頃には市場に初登場する。

 

変な名前ですね(苦笑)

美味しいとよいのですが。

2009年9月19日土曜日

覚せい剤所持で弁護士を逮捕

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自宅に覚せい剤を隠し持っていたとして、北海道警薬物銃器対策課などは18日、覚せい剤取締法違反(所持)容疑で、札幌弁護士会副会長加藤恭嗣容疑者(51)=札幌市中央区伏見=を現行犯逮捕した。同課によると、容疑を認め「自分で使う目的で持っていた」と話しているという。
接見した弁護士によると、使用についても認めているという。同課などは今後、尿検査を行うなど使用容疑も追及、入手経路を調べる。
逮捕容疑によると、加藤容疑者は18日午前9時ごろ、自宅の自室にあったセカンドバッグの中に、ビニールの小袋7個に入った少量の覚せい剤を所持していた疑い。覚せい剤の量などは鑑定中だが1袋数回分とみられ、1グラム程度という。
加藤容疑者は札幌市出身で早大法学部を卒業後、会社勤務を経て1990年に司法試験に合格し、93年に弁護士登録。今年4月から札幌弁護士会の副会長を務めていた。同会は同日、綱紀委員会に懲戒請求した。

 

薬物は確実に広がっていますね。

悲惨な世の中です…

2009年9月15日火曜日

PHS利用で診察待ち時間自由に

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ウィルコムと富士通ビー・エス・シーは、ウィルコムのPHSを利用した「外来患者呼び出しシステム」を共同開発し、14日より全国の医療機関向けに販売を開始した。
「外来患者呼び出しシステム」は、医療機関などの外来受付で患者にPHSをレンタルし、診察順がくれば呼び出す仕組みを提供することで受付の混雑を緩和し、患者の満足度向上を図るためのソリューションとなる。患者が待合室で時間を過ごす必要がなくなるため、医療機関における待合室の省スペース化が可能となる見込みだ。また、外来患者側も自由に待ち時間を過ごせるため、心理的負担が軽減される。
ウィルコムのPHSは、電磁波が微弱で医療機器や人体への影響が少ないというPHSの特長を有し、全国4,000以上の医療・福祉機関での通信手段として広く活用されている。このシステムでも呼び出しにウィルコムのPHSを採用、病院の内外を問わず運用を可能とした。
ノートパソコンと外付けバーコードリーダーで運用するため、従来の専用機器設置タイプと比べて、少ない投資で導入が可能で、オペレーションも容易となっている。富士通ビー・エス・シーは本システムにおいて、ソフトウェア製品の開発やシステム環境などの構築を担当。同社は携帯電話、PHS端末向け「呼出し連携機能」の取組みで培った技術を活かし、携帯電話向け「待合せユーザー呼出システム(仮称)」を開発したとのこと。今回、ウィルコムのPHSの機能に対応し、外来患者呼び出しシステムを開発・提供した。
価格(予定、税抜)は初期費用が5,800,000円(受付4か所、サーバ・クライアントPC費用含む)。月額通信料780円/台(貸し出すPHS台数による)、年間保守費用240,000円(平日9:00~17:00の場合)。

 

これはとても便利なシステムですね。

大病院だと待ち時間がハンパでないですもの…

ぜひ導入していってほしいです。でも高いですね(苦笑)

2009年9月11日金曜日

聖書時代のカップに謎の文字

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それは一見したところ、ただの壊れた泥まみれの石製のカップにしか見えなかった。しかし、発掘チームが洗浄作業を進めると、表面に10列の謎の文字列が刻みこまれていることが判明した。このカップは2000年前のもので、イスラエルの首都エルサレムで発見された。
発掘チームのリーダーでノースカロライナ大学チャペルヒル校のシモン・ギブソン氏は次のように話す。「石のカップ自体は当時のユダヤ人家庭ならどこにでもあるありふれたものだ。しかし、石のカップに文字が刻まれているのは初めて見た」。
この文字列を解読できれば、イエス・キリスト時代のエルサレムの日常生活や宗教儀式を解明する手掛かりが得られると考えられる。
発掘チームは2009年夏、ダビデ王墓や「最後の晩餐(ばんさん)」で歴史的に有名なエルサレム旧市街のシオン山の調査を続けていた。そして、宗教儀式に関連する小さなため池のそばで問題のカップを発見した。発掘現場は当時の上流階級の居住区域で、近くにはヘロデ大王の宮殿があった。ヘロデ大王はキリスト生誕の直前にイスラエルを統治していた人物である。
「周囲の遺跡や出土品から判断すると、このカップの作成年代は紀元前37年から紀元70年の間と考えられる。紀元70年代にはユダヤ人の反乱に対抗してローマ人がエルサレムを壊滅状態に追い込むが、それ以降のものとは考えられない」とギブソン氏は話す。
今回の発掘ではほかにも、ソロモン王がエルサレム神殿を築いた紀元前970年ごろから、第1回十字軍によりエルサレムが破壊された紀元1099年まで、さまざまな年代の遺跡が発見されている。
刻まれた文字列がなければ、今回のカップは決して異例な出土品ではないという。3つの破片に割れており、状態が良かったわけでもない。このような石のカップは当時のユダヤ人の間に広く普及していた。これには不浄のものを避けるという宗教上の原則が大きく関係している。
現在でもユダヤ教徒の中に「カシュルート」と呼ばれる厳格な食事規定を守る人がいるように、キリスト時代のユダヤ人も食事と飲み物に関して複雑な掟(おきて)に従っていた。言い伝えによると、陶器製のカップの場合、禁じられた食物に触れてけがれると破壊するか廃棄する必要があったという。
「しかし石は宗教上、不浄にならないとユダヤ人の掟では定められている」と、同じくノースカロライナ大学チャペルヒル校の考古学者ジョディ・マグネス氏は話す。同氏は聖書時代のエルサレムの日常生活を専門としている。
「長期的にみれば、不浄を避ける原則を守ろうとすると、石のカップを使うのが経済的だ」。特にエルサレムでは石の方が経済的だった。この地域ではどこを掘っても軟らかい白亜質の岩石が産出するので、簡単に加工して石のカップを生産することができた。エルサレムはその中心地だったのである。
手彫りで成形しただけの粗野な石のカップは現代のビールジョッキに似ているが、その用途に関して研究者の意見は割れている。理由の一つとして、飲み物が飲みにくいという点がある。発掘チームのリーダーのギブソン氏は、「個人的には、食事の前に手を清める儀式に使っていたものだと考えている」と話す。
さて、今回発見されたカップを特別な存在にしているのは、表面に刻まれた文字列である。深く刻み込まれた溝はいまでもはっきりと識別可能だが、現在のところ何が書いてあるのかは解読できていない。
意図的に謎めいた書き方がなされていた死海文書と同じように、このカップの文字列もどうやらある種の暗号のようだ。当時のエルサレムで使われていた2つの書き言葉であるヘブライ語とアラム語を混ぜ合わせて書かれている。「刻まれた文字列は意図的に読めないように書かれている」とギブソン氏は話す。
同氏の発掘チームは、文字列の解読に向けて、この時代の文字を専門とする世界中の研究者に対してカップの写真を送付した。 また、カップや文字列の詳細な写真をオンラインで公開する準備も進めているという。
ギブソン氏は次のように話す。「文字列を刻んだのがどのような人物なのかはわからないが、その人物には何か胸に秘めた思いがあり、とにかく誰にも知られたくなかった。それは間違いない。書かれた内容はカップの使い方に関する儀式手順かもしれないし、まじないや呪いの言葉かもしれない。いずれにせよ買い物リストといった世俗の事柄ではないことは確かだ」。

 

何だか古代のロマンという感じの記事ですね。

でも、試しに私が暗号めいたものを書いて埋めておいたら、何万年か先には同じように掘り起こされて「暗号だ!」と言われたりするのでしょうか?(笑)

2009年9月8日火曜日

ゴマブックスが民事再生申請

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帝国データバンクによると、ケータイ小説やタレント本の刊行で知られる出版社のゴマブックス(東京都港区)が7日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債額は約38億2千万円。
ゴマブックスは昭和63年に設立された中堅出版社。ビジネス書から絵本まで取り扱い分野は幅広く、児童書「レインボーマジック」シリーズや「ちびギャラ」シリーズは累計150万部のヒットを記録。若者に人気のケータイ小説「赤い糸」シリーズも累計330万部のベストセラーになった。また、昨年は夏目漱石や太宰治ら日本の名作文学の横書きで発売し話題を呼んだ。

 

かなり有名な会社ですが、更正法ですか。

厳しい世の中ですね…。

2009年9月5日土曜日

思考の整理学 23年で100万部

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お茶の水女子大名誉教授で英文学者の外山滋比古氏の『思考の整理学』(ちくま文庫)の累計発行部数が、1日までに100万部を超えたことが分かった。同書は1986年に刊行された学術エッセーで、23年目にしてのミリオン突破となった。
大台の100万部超えは長いマラソンの結果ではあったものの、最後のラストスパートの加速はすさまじかった。そのきっかけとなったのは2つのキャッチコピーだ。
まず1つ目は2007年のこと。同書はそれまで20年間で累計17万部のロングセラーだったが、盛岡市の書店員が「もっと若いときに読んでいればそう思わずにはいられませんでした」という手書きPOPによる仕掛け販売を行って以降、中高年を中心に読まれるようになった。そこで出版社が同じうたい文句を帯に付けると全国の書店で火が点き、1年半後の08年6月には累計51万5000部に到達した。
その後いったん勢いは弱まったが、最加速のきっかけとなったのが2つ目のキャッチコピーだ。東大・京大生協における08年書籍販売総合ランキング1位を獲得したことで、09年2月から「東大・京大で一番読まれた本」とのキャッチで販促をかけると、再びブレイク。6月以降は毎月10万部超のハイペースで重版を続け、先月末についに100万部を突破した。
20年以上も前に文庫化された本がこれほど増刷を繰り返すのは出版業界では異例のことだ。本の内容が優れているのは言うまでもないが、年間の新刊点数が8万点を超えている中、良書というだけではなかなか売れない時代であるのも事実。そのような中、書店で読者の目によくとまるキャッチコピーの存在が同書のヒットに大きな役割をはたした。

 

結局は中身よりもキャッチコピーですか…

何だかしっくりきませんね。

2009年9月1日火曜日

職場うつ「治る希望が大事」

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自治医科大精神医学教室の加藤敏教授はこのほど、東京都内で開かれた「第31回メンタルヘルス大会」(主催=財団法人日本生産性本部メンタル・ヘルス研究所)で講演し、「職場結合性うつ病」の患者への対応として、「(医師は)治る病気であることをしっかり自信を持って伝えて、患者に希望を持たせることが大事」などと述べた。
加藤教授は、「職場結合性うつ病とはなにか-職場の変化と若い世代の不適応-」と題して講演。職場での過重な仕事で心身が疲弊して発症し、睡眠障害(不眠)や「不安・焦燥感」などを伴ううつ病を「職場結合性うつ病」と定義付けた。
加藤教授によると、以前は患者本人が熱心に仕事をし過ぎてうつ病になるなど、「自分で招く」うつ病が主流で、患者は罪責妄想に苦しめられる傾向にあったが、近年見られる「職場結合性うつ病」は、職場や社会が厳密性やスピードなど完全主義を求めるために「強いられる」うつ病であり、不合理感や攻撃性を伴う患者が多いという。
また、何もする気が起きない、気持ちが沈むなどの制止症状ではなく、「不安・焦燥感」を示す患者が目立ち、パニック発作などからうつ病が発覚するケースも見られるという。しかし、自殺企図や発作などで救急搬送された場合に、「不安障害と思われて、うつ病と診断されずに終わっているケースは多いのではないか」などと指摘した。
このほか、うつ病が長引きやすい背景として、▽ゆっくり休むゆとりがない▽入院後の職場復帰の心配▽家族、会社からのプレッシャー-などを挙げた。
外来での対応について加藤教授は、「医師は(うつ病患者の)自殺率や、治りにくいことを心配するが、患者には治る病気であることをしっかり自信を持って伝えて、患者に希望を持たせることが大事」などと述べた。その上で、患者から「困難な状況を跳ね返す力」を引き出すような姿勢で接し、前向きな方向性を示す必要があるとした。
また、「神経症」段階の治療では、仕事を続けた状態で睡眠導入剤の処方や職場調整などを行い、「精神病」段階では、ストレスケア病棟などへの入院や休職、職場調整や就労支援デイケアの関与などが望ましいとした。

 

人が弱くなったのか、社会が複雑になりすぎたのか。

でも、1度なると「休めない」「クビの心配」などで復帰が困難なのは間違いないと思います。

厳しい世の中ですね。